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足のむくみ(はれ)が目立つのはなぜ?

足がむくむ原因はさまざまあり、その解消法はそれぞれ異なります。全身性のものや局所性のものなど、それ以外にもいろんな要素が重なり合っていることがあります。むくみを解消するにはきちんと原因を明らかにして治療していくことが大事です。

 

むくみが気にならないからといって放置するのはよくありません。なかには危険な病気が潜んでいることもあるため、注意が必要です。今回は、さまざまなむくみの種類や原因についてご紹介します。

 

全身性のむくみ

全身性のむくみは顔や手足だけでなく背中までむくむことがあります。特に足は低い位置にあるためむくみやすいです。足のむくみを押してもなかなか戻らないといった強い症状がでる方もいます。

心不全

心臓のポンプ機能が落ちると血液がたまりやすくなります。そのたまった血液の水分が組織に染み出してしまうことでむくみの症状が出ます。全身の循環が悪くなるので酸素の供給量も少なくなり、息切れなどの症状が出ることも。

 

心不全の場合、心臓の超音波検査やレントゲン、血液検査などをしてデータをもとに治療していきます。軽い症状であれば利尿薬の内服で軽減することも多いです。重症の場合は専門の循環器内科での治療が必要となります。

腎不全

腎臓の機能が低下し水分の排泄がコントロールできていない状態です。水分がたまりやすいという点は心不全と同じです。

 

腎不全の場合、尿たんぱくが大量に出ることがあります。タンパク質は血液中の水分保持にかかわる栄養素で、少なくなるとむくみの原因となります。そのためめ腎不全の方はむくみやすい方が多いです。

 

腎不全は血液検査や尿検査で確認できます。基本的に塩分やタンパク質の制限をして生活していくことになります。心不全のように利尿薬を使うと逆に腎臓に負担がかかり状態が悪くなってしまうことがあるため注意が必要です。重症の場合は腎臓内科で治療しましょう。

低栄養

栄養が十分に摂取できていない場合や栄養の吸収が難しい病気の場合、むくみの症状が出ることがあります。前述しましたがタンパク質量が少ないとむくみやすくなります。栄養の吸収が悪いと血液中のアルブミン量が少なくなりタンパク質の合成がうまくいきません。そのため水分が血管外にもれやすくなります。

低栄養の検査は血液検査(タンパク質、アルブミンコレステロール)で確認できます。栄養管理ができればむくみは軽減するでしょう。

薬剤性

薬の副作用によりむくみが出ることもあります。高糖尿病薬(ピオグリタゾ)、降圧剤(カルシウム拮抗剤)、副腎皮質ステロイド、非ステロイド抗炎症剤などです。むくみが気になる場合は医師に相談しましょう。薬を変えればむくみが軽減するはずです。

その他

肝不全や内分泌系の病気(副腎皮質ホルモンの異常症など)、アレルギー系の病気(関節リウマチなど)などによるむくみもあります。それぞれの専門の科での治療が必要になります。

 

むくみと脂肪の違い

靴下の跡がついていたり指で押しても、へこんだまま戻らない場合むくみである可能性が高いです。

脂肪の場合は触っても柔らかく、指で押しても、すぐ元に戻ります。

 

 

局所的なはれ

足だけがはれてくる病気もあります。両足がはれることもありますが片足の方が多いです。熱や赤みが出たり、ひどく痛むこともあります。

足の静脈瘤

足の静脈の弁がこわれ血液が逆流している状態です。静脈が膨らんでいるので外見的にもわかりやすいです。血液が戻りにくいことで足のだるさを感じたり、足がつりやすくなることがあります。症状が軽い場合はストッキングを着用し様子を見ますが、症状が重い場合は手術が必要となるでしょう。

深部静脈血栓

足の血管に血栓がつまっている状態です。足が赤くはれ痛みをともないます。病気などで寝ている時間が長いときや、長時間同じ姿勢でいるときに多いです。どこかでできた血栓が足の静脈につまりはれをおこします。さらにこの血栓が肺にとぶと肺塞栓を引き起こします。場合によっては命にかかわるため、きちんとした予防対策が必要です。治療にはストッキングのほかに血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を使用します。

 

リンパ浮腫

リンパの流れが悪くなることで起こる症状です。生まれつきの方もいますが、手術や治療によって起こる方もいるでしょう。人によっては両足がむくんでいることもあります。リンパ浮腫の場合、次第に皮膚が象のように固くなる(象皮症)といった特徴があります。治療は基本的にマッサージやストッキングの着用ですが、場合によっては手術が必要です。

蜂窩織炎

外部から細菌が入り込み炎症を起こしている状態です。赤くなったりはれたり、痛みやかゆみを感じることもあります。巻き爪や水虫、けがなどから細菌が入り込み、局所的にはれていきます。特に感染しやすい病気の方は発症しやすいので注意が必要です。治療には抗生剤を使います。重症な場合は切開して膿を出すなど外科的な治療が必要となります。

皮膚疾患

皮膚炎や湿疹、虫刺され、しもやけなどが原因ではれる場合をいいます。治療は基本的にのみ薬とぬり薬です。

腫瘍

腫瘍が大きくなることでリンパや血管を圧迫し、腫れる症状です。CT検査で確認できます。取り除いた方がいい場合は手術をします。

筋内血種

打撲や無理な姿勢をとることで筋肉内に出血を起こした状態です。それにより急なはれや痛みをともないます。超音波検査で確認し、注射針でたまった血液を吸引するといった対処が必要です。

姿勢によるもの

重力の影響で起こるはれです。特に座る時間が長い方は両足がはれやすくなります。

 

原因不明のむくみ

検査をしても原因が分からないむくみ(はれ)もあります。病気がない方でも長時間同じ姿勢でいるとむくみは出ます。特に高齢者の方は日中も座ったままでいることも多いためむくみが目立ちやすいです。また、体重の増加や過度な水分摂取でむくむ方もいます。

むくみ対策の方法は?

むくみは軽症であれば放置しても問題はありません。自然と解消されるものも多いので様子を見ておく程度で大丈夫です。

それでもむくみが気になる場合は運動量を増やしてみましょう。エスカレーターを階段に変えたり一駅分歩いてみたり、普段より歩く時間を増やすだけでも効果的です。足を動かすことで足の血流がよくなり心臓に血液が戻りやすくなります。

 

普段歩くことができない寝たきりの方でもむくみ予防の運動はできます。仰向けになって足の甲を上げ下げしてみましょう。それだけでも血流に違いが出てくるはずです。

 

また足を上げて、たまった水分を心臓に返すことも効果的です。寝るときに足の下にクッションを入れるなどして対処してみてください。

 

体重によりむくみがひどくなった場合は減量しましょう。体重が減ればその分むくみが軽減するはずです。

 

それでもむくみが治らない場合は何らかの病気が原因となっている可能性があります。気になる場合は受診して適切な治療をしていきましょう。